これまで色々挑戦できた部分だけをお伝えしているが、躁うつ病なだけあって、もちろんできない事も存在する。
SNSの配信をしたいのに、やる気が起きなかったり、こんなのやっても意味ないよなとか思ってしまったりと、中々更新できない日々が続いたりした。
今までやれていた家事も、外出するのも苦痛になり、働くのも怖くなったりと、体が動かない事が度々あった。かと思えば、急に色んなイメージが湧いてきて、私なら何でもできる!私は無敵だ!みたいな日もあったりする。その落差の繰り返しだ。これが病院に行くのを遅らせた原因の一でもある。
私にうつ病は無関係だと思って生きてきた。だからうつ病の知識は浅かった。これがマズかった。うつ病のイメージは、ずっと元気が無い人、なのだ。まさかうつ病の症状で、ハイテンションが存在するとは思わない。うつ状態の時は、自分ヤバいかも、病気かも、とは思った。でも、躁状態になると、なんだ元気あるじゃんと思ってしまう。それに、自分がうつ病であるということを、受け入れたくない気持ちもあった。
どちらかというと、私は人に励まされるよりも、励ます側の人間だった。そんな私がまさか、という感じだ。
結局病院に行ったのは、症状が現れて1年くらい経ってからだ。しかも、うつ病を自覚してから1か月くらいは、病院に行くのにもかなりの抵抗があった。なんていうか、世間的に恥ずかしいというか、人生の敗北者になってしまう、そんな感じだ。今この記事を書きながら、何事もそうではあるが、うつ病は経験してみないと分からないもんだな、としみじみ感じている。
自己肯定感の低さから、長い間誰かのために尽くし、尽くした相手にも感謝されず、いつも他人を優先し、自分をいたわることをしてこなかった。
私の場合、これらがうつ病発症の原因だと、今となっては気付ける。
自分のような人間を増やさないためにも、身近なうつ病という病気については、学校や職場でも、教えた方が良いのではないかと思う。
一応誤解のないように。
自己肯定感が低いのを否定している訳ではない。なんなら、今でも私はそんな感じだ。とにかくうつ病で苦しんでいる方々、どんな自分も否定しなくて良い。それだけは言っておきたい。と言いながら、自分に言っている。